外郎売(ういろううり)のコツや台本などの暗記のコツ

前回の記事で紹介した「外郎売」ですが、暗記に苦戦したり、いざみんなの前で発表するときに頭が真っ白になってしまう・・・なんてことありますよね。私もそうです。

社会人になると、「長い文章を暗記して演出して発表する」なんて機会なかなかないですよね。プレゼン慣れしている営業職や企画職の方は別ですが。

日ナレでは、外郎売だったり、オリジナルの台本だったり、そういうものを発表する機会が必ずと言っていいほどあります。そういう時に使える「セリフなどの暗記のコツ」をまとめたいと思います。

外郎売(ういろううり)などの暗記のコツ

テスト勉強と同じように、人それぞれ勉強のしかたや暗記のしかたはさまざまだと思いますが、下記は私が外郎売を暗記した際に気を付けた点です。

◆内容を流れで頭に入れる

◆できれば本番と同じ声のボリュームで口に出す

◆つっかえやすいところ、忘れやすいところは「段落全体」で何度も練習する

こんなこともうやっているよ!!という方もいるかもしれませんが、とても重要なことなので一つずつ確認していきましょう。

暗記のコツ「内容を流れで頭に入れる」

外郎売もそうですが、どんな台本にも「意味」があります。外郎売のように普段しゃべりなれない文体の場合はとくにですが、「内容を正しく理解する」ことが、豊かな表現、スムーズな暗記につながります。

「話の切り替わる行」は特に、忘れやすい

たとえば外郎売だったら、「拙者~円斎と名乗りまする。」でひとくくり、その続きは「元朝より大晦日まで~」で始まるのですが、テンパっているとごっそり飛ばしてその次の区切りである「さて此の薬、第一の奇妙には~」から始めてしまうことがあります。

外郎売だけでなく、掛け合いの台本などでも、段落を一つ抜かして続いてしまう場合があります。そうなると自分も周りも大変テンパりますので、「区切りごとに覚える」のももちろん大切ですが、「文章の頭がぽんっと出てくるようにする」「組立を忘れない」ように文章全体の流れを頭に叩き込みましょう。

鏡の前で、できれば本番と同じ声のボリュームで口に出す

これはやってみて本当に大切だと思いました。ぶつぶつ練習することももちろんよいのですが、口元だけでしゃべれていたとしても、いざ発表の場になって「伝えようとする」と途端に頭が真っ白になることがあります。

きちんと腹式呼吸で声を出して、さらには鏡の前で「見られている自分」を意識することで、本番に近い環境に慣れることができます。

つっかえやすいところ、忘れやすいところは「段落全体」で何度も練習する

いろいろなセリフがある中で、どうしても苦手な部分ってあると思います。そういうところは「前後の文章もまとめて練習する」と効果的だと思いました。

たとえば私は、「京の生鱈、奈良 生学鰹 ちょと四、五貫め。」という文を忘れがちだったので、少し前の「のら如来~」のあたりから繰り返し練習しました。

「流れの中に組み込んでしまう」ことが出来れば、どんなに緊張していても口から勝手に出てきます。

結局のところ、「言い訳にせず努力できるかどうか」!?

準備不足と言われないように、考えなくても自然にセリフが出てくるまで練習することがとても大切です。社会人や、学業で時間がない中でも、「言い訳にせず努力できるかどうか」が、狭き門である声優になるための1歩ですよね・・・頑張りましょう。

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